ブックエンドは、本棚で本を支えるためのもの。
そう思っていると、使い道が少ないように感じますよね。
でも、家の中には「ここにちょっと支えがあればいいのに」と思う場所がいくつもあります。
倒れる鍋ぶた、横に広がる食品ストック、棚の中で混ざるタオル、くたっと倒れるバッグ。
こうした場所に、ブックエンドが使えることがあります。
収納用品を大きく買い替えなくても、ブックエンドをひとつ置くだけで整う場所はあります。
ブックエンドは、収納を全部きれいに作り替えるための道具というより、困っている場所に少しだけ足す道具です。
全部の場所で使う必要はありません。
まずは、家の中で「いつも倒れる」「毎回ズレる」と感じる場所を一つ思い浮かべてみてください。
そこに合えば、家に余っているものでも、100均で買えるものでも十分役に立ちます。
まずは「困っている状態」から考える

ブックエンドをどこに使うか迷ったら、収納場所そのものより、困っている状態から考えると決めやすくなります。
たとえば、棚を開けたときに食品の袋が倒れている。
引き出しを開けるたびにタオルが横へ崩れる。
バッグを並べても、すぐ隣のバッグにもたれてしまう。
こういう場所は、ブックエンドを試す候補になります。
反対に、すでにケースでうまくまとまっている場所や、出し入れに困っていない場所へ無理に入れる必要はありません。
収納用品は、足せば足すほど片付くわけではないですよね。
仕切りが増えると、戻す場所が細かくなりすぎることもあります。
ブックエンドは「ちょっと支えたい場所」に使うくらいがちょうどいいです。
最初は、次のような場所を見てみてください。
- 重ねていて下の物が取りにくい場所
- 袋や書類が倒れやすい場所
- 棚の中で物が横へ広がる場所
- 引き出しを開けるたびに中身がズレる場所
- 収納ケースを増やすほどではない場所
一つ当てはまるだけでも、試してみる価値があります。
ブックエンドは、倒れる物の支えになる

ブックエンドでできることは、とても単純です。
物の横に置いて、支える。
この使い方が基本です。
支えができると、物が倒れにくくなります。
棚の中で混ざりにくくなり、引き出しを開けたときのズレも減らせます。
使い方を細かく分けるなら、
- 立てる
- 仕切る
- ズレを防ぐ
この三つです。
平らに重ねていた物を立てると、下の物を掘り出さずに済みます。
広い棚を少しだけ区切ると、物の場所が決まりやすくなります。
袋入りの食品やタオルの横に置けば、倒れて広がるのを防ぎやすくなります。
専用の収納ケースほどきっちりしていない分、場所を変えやすいのもブックエンドのよいところです。
キッチンで使うなら、鍋ぶたや食品ストックに

キッチンで試しやすいのは、フライパンや鍋ぶた、まな板、トレーです。
これらは重ねると、下の物を取るときに音がしたり、ほかの物まで動いたりします。
ブックエンドで支えて立てると、一つずつ取り出しやすくなります。
ラップや保存袋の箱にも向いています。
棚の中で横へズレるなら、端にブックエンドを置くだけで定位置が作れます。
専用ケースを買うほどではない場所にちょうどいい使い方です。
食品ストックでは、レトルト食品、乾物、袋入り調味料の仕切りになります。
似た袋が重なっていると、奥の物を忘れがちです。
ゆるく区切っておくと、残りの量が見えやすくなります。
冷蔵庫の中で使う場合は、素材を見てください。
水滴や汚れがつくので、紙製やサビやすい物は避けたいところです。
チューブ調味料や袋入りの野菜を立てたいときは、水に強く、拭きやすいブックエンドが向いています。
洗面所・クローゼット・玄関での使い方

洗面所では、タオルや洗剤、スキンケア用品の仕切りに使えます。
タオルを立てて並べたいのに、端から倒れてくる。
洗剤ボトルが棚の中で横に動く。
そんなときに、ブックエンドを一つ入れると支えになります。
洗面所は湿気が多いので、ここでも水に強い素材を選ぶと扱いやすいです。
クローゼットでは、バッグの収納に使いやすいです。
バッグはそのまま並べると横に倒れたり、隣のバッグにもたれて形が崩れたりします。
ブックエンドで区切ると、一つずつ立てて置きやすくなります。
衣装ケースの中では、Tシャツ、ニット、ハンカチ、靴下などの仕切りにも使えます。
細かく仕切りすぎると戻すのが面倒になるので、端を支えるくらいから試すのがちょうどいいです。
玄関では、スリッパ、折りたたみ傘、靴のお手入れ用品、マスクなどに使えます。
下駄箱の中で物が倒れやすいとき、ブックエンドがあると戻す場所が分かりやすくなります。
玄関の見える場所で使うなら、色は少しだけ意識したいところ。
白、黒、透明など、周りになじむものを選ぶと目立ちにくくなります。
デスク周りと子ども用品にも合う

デスク周りでは、本や書類だけでなく、ノート、ファイル、手帳、タブレットを立てて置けます。
書類を横に重ねると、必要なものが下に埋もれますよね。
立てておくと、上から見て選びやすくなります。
引き出しの中で、文房具や充電コードの仕切りに使う方法もあります。
子ども用品では、絵本、プリント、ぬりえ、ノートなどに使えます。
子どもが自分で使う収納は、細かい分類より分かりやすさが大事です。
「ここは絵本」「ここはプリント」くらいに区切るだけでも、戻す場所がはっきりします。
片付けを声かけするときも、「この間に戻してね」と伝えやすくなります。
置き方は少なめから試す

一番簡単なのは、ブックエンドを一つだけ置く方法です。
倒れやすい物の横に置くだけなので、食品ストック、タオル、衣類、書類などに試しやすいです。
ファイルやトレーをしっかり立てたいときは、二つを向かい合わせにします。
左右から挟む形になるので、一つだけより安定します。
ただし、重い物を無理に支えるのは避けてください。
ブックエンドごと倒れると危ないです。
複数並べると、パントリーや衣装ケースの中を分けられます。
ただ、置きすぎると今度は戻す場所が細かくなりすぎます。
便利そうだからと増やすより、まずは二つか三つで十分。
使いにくければ減らせますし、足りなければあとから足せます。
コの字型に組み合わせて、小物を上下に分ける使い方もあります。
ただし、ブックエンドは棚として作られているものではありません。
上に重い物をのせる使い方は避け、軽い小物を分ける程度にしておきましょう。
置いてみて合わなければ、すぐ変えていい

ブックエンド収納は、固定する収納ではありません。
だから、置いてみて合わなければ、別の場所へ移して大丈夫です。
フライパンに使おうと思ったけれど、重くて安定しない。
食品ストックに入れてみたら、袋の高さと合わない。
玄関に置いたら、思ったより目立つ。
こういうことは普通にあります。
その場合は、失敗というより「その場所には合わなかった」と考えれば十分です。
キッチンで合わなかったものが、デスクの書類にはちょうどよいこともあります。
ブックエンドは形が単純なので、使い回しやすい道具です。
専用ケースのように「ここで使えなかったら終わり」になりにくいところも、取り入れやすい理由の一つです。
100均で買うときに見るところ

100均のブックエンドでも、軽い物の仕切りなら使えます。
書類、小物、食品ストック、タオルなどには取り入れやすいです。
気をつけたいのは、重さと高さです。
フライパンや厚い本、重いファイルを支えたい場合、軽いブックエンドでは動くことがあります。
背の高い物に低いブックエンドを使うと、支えきれず倒れることもあります。
置きたい物の高さと、置く場所の幅をざっくり見てから選ぶと失敗しにくいです。
棚板や引き出しの中がツルツルしている場合は、滑り止めもあると安心です。
引き出しを開けるたびにズレるなら、底に滑り止めシールを貼ってみてください。
金属製のブックエンドは、棚や引き出しを傷つけることがあります。
気になる場所では、フェルトシールを貼っておくと使いやすくなります。
見える場所に置くなら、色や素材も見ておきましょう。
オープン棚、玄関、デスク上では、白、黒、透明などのシンプルな色がなじみやすいです。
隠れる場所なら、家にあるものを使っても問題ありません。
見た目を整えたい場所では、同じ種類でそろえると落ち着きます。
ただ、引き出しの中や扉の中で使うなら、色や形が少し違ってもあまり気になりません。
家に余っているものがあるなら、先にそちらで試すほうが無駄になりにくいです。
向いている場所・向いていない場所

ブックエンドが向いているのは、物を軽く支えたい場所です。
引き出し、棚、キッチン収納、パントリー、クローゼット、洗面所の棚、子ども用品の収納など。
倒れやすい物や混ざりやすい物がある場所では、効果を感じやすいです。
反対に、人の手がよく当たる場所や、小さな子どもが触りやすい場所では注意が必要です。
重い物をしっかり支えたいときも、ブックエンドだけでは不安定になることがあります。
使ってみて倒れる、ズレる、出し入れしにくい。
そう感じたら、無理に使い続けなくて大丈夫です。
別の場所へ移せば、また別の使い方ができます。
ブックエンドは形がシンプルなので、使い回しやすい道具です。
もう一つ気をつけたいのは、子どもやペットが触りやすい場所です。
軽いブックエンドは、手が当たると倒れることがあります。
通路に近い棚や、低い位置のオープン収納では、置き方をよく確認してください。
危ないと感じる場所では、無理に使わず、ケースやボックスに変えたほうが安心です。
まとめ
ブックエンドは、本を支えるだけでなく、家の中の小さな収納にも使える道具です。
キッチンでは、フライパンや鍋ぶた、食品ストックの支えに。
洗面所では、タオルや洗剤の仕切りに。
クローゼットでは、バッグや衣類を立てる補助に。
玄関、デスク周り、子ども用品の収納にも取り入れやすいです。
使うときは、収納する物の重さや高さに合っているか、滑りやすくないかを確認しておきます。
冷蔵庫や洗面所では、水に強く拭きやすい素材が扱いやすいです。
まずは、家に余っているブックエンドを一つだけ、倒れやすい物の横に置いてみてください。
少し支えができるだけで、棚や引き出しの中が扱いやすくなることがあります。

